ご参加された方の体験談

昨年以前にご参加された方の体験談です。

ご参加をご検討であれば、ご参考くださいませ。

2015年 ヨガヤトラに参加して  山田悠子

今回私は母とこのインドヤトラに参加しました。

私が参加することを決めてからふと母の事が頭によぎったのです。

母なる河ガンガーと繋がっていたのかもしれません。


母に「インドに行ってみない?」と誘うと、最初は仕事の事もあるので悩んではいましたが、これが最初で最後のチャンス!と思ったようで一緒に行くことを決めてくれました。


成田空港で参加する皆さんにお会いしたときはまだ緊張はありましたが、ヨガインストラクターだけではなく色々な職種、そして北は秋田から南は沖縄までと本当に沢山の顔ぶれでとてもワクワクしたことを覚えています。


成田国際空港からデリー国際空港まで約10時間、そしてデリー駅からハリドワール駅まで5時間、さらにハリドワール駅からリシュケシュまで車で1時間。道中初めてのインドで沢山のカルチャーショックを受けながらも楽しい道のりでリシュケシュに着くことができました。


待ちに待ったパラマータニケタンアシュラムに着いたときは目に映るもの全てに感動をしました。

建物を包む込むような大きなガジュマロの樹。サーモンピンクの色鮮やかな建物。赤や黄色、色とりどりの花々。ずらりと並ぶ神々の像。これから数日ここで過ごすことが出来ると思うとワクワクドキドキが止まらなかったです。


2日間続いた大雨は空と心を浄化してくれ3日目からは見事な青空が広がっていました。

そしてクンジャプリからのご来光は浄化された空に命の誕生を思わせるような神秘的な日の出を見ることができました。

雪化粧のヒマラヤ山脈も見ているだけで心を満たしてくれてしばらくとどまりたいと思うほどの絶景でした。

実際にしばらく見ていましたが…

IYFのレッスンは世界から沢山の先生が来られ個性的な楽しいレッスンを受けることが出来ました。

私は英語は全くと言っていいほどわかりませんが、それでも丁寧でわかりやすいレッスンがほとんどなのでヨガ初心者や英語がわからない方にも楽しめるレッスン内容となっていました。


世界中の人とヨガが出来るということだけでも素敵な経験です。

そして改めてヨガは誰にでも出来るものだと実感することもできました。

フェスティバル中、春の訪れをお祝いするホーリーがありました。

子供から大人まで言葉や国も関係なく、「ハッピーホーリー」の言葉とハグで世界中がひとつになれるお祭りです。

色とりどりの粉は愛情と幸せの粉でした。喜びいっぱいにみんなの顔に色をつけながら心から生きていることに幸せを感じることができました。


アシュラムでの食事も美味しく私は最初から最後までアシュラムの食堂で食事をしました。

最後の日ガンガーの見えるカフェで参加者と一緒にランチをしました。

カフェではピザやパスタ、サンドウィッチ、フルーツヨーグルトなど沢山のメニューがあるのでカフェでの食事もオススメです。ガンガーを見ながらチャイを頂くなんてインドならではですよね。

リシュケシュの街はフェスティバル中ということもありとても賑やかでした。

物価が安いので洋服も200円、300円で買うことができます。そして必ずといっていいほど安くしてくれるのでこの交渉も買い物の楽しみでした。


街の中にいる牛や犬、猿にも違和感や恐怖を感じることはありませんでしたが、気をつけないと牛の糞を踏みそうになります。

毎晩行われるアラティー(火の儀式)は浄化の儀式なのですが、初めてのアラティーでは涙が止まらなかったです。

スワミジの唄を聴きながら、ガンガーを見つめてただただ涙が溢れ、何の涙かは問うこともなくそこに身を委ねて、溢れてくる涙に洗われていく心を感じていました。

毎晩行われるアラティーはガンガーに沈む夕日に始まり、終わる頃には沢山の星空に包まれていて、1日の終わりを穏やかにしてくれる儀式でした。


そんなリシュケシュでの日々はあっという間でまだまだここに居たいという名残惜しい気持ちもありましたが、それよりも来れた事への感謝の気持ちで離れる事ができました。

沢山の出逢いへの感謝、生まれてきた事への感謝、今生きている事への感謝、沢山の感謝に満たされた旅となりました。


この感謝を忘れずに恩返ししていけるインストラクターになりたいと思います。

ありがとうございました。

神秘的な母なる大地は心のサプリ 畠山アイ子

恋しやインド。


 感動や思い出がたくさんあり折りに触れ鮮明に蘇っては今だ余韻に浸っております。


 心と体のつかれを抱えて参加した私は、クンジァプリに向かう途中での車酔いも手伝って当然の如くひどい吐き気と頭痛、肩こり、目までおそわれグロッキー。二日間寝込みました。

 しかし静かに横になれる事、眠れる事に幸を感じ、感謝でした。一人部屋にいても少しも淋しくなく、不安もありませんでした。むしろ朝早くからの修行僧のお祈り、鳥のさえずり、風のささやき、人の気配、窓から見える木々の色や建物の色、空の色、光と空気そしてファミリーのいたわり、それらすべてを受け止めて、自然と一体化する事で痛みや辛さは消え、とても心地よくいやしに変わっていく自分がありました。解けるような、それでいて包まれるような、うまく言葉ではいい表せませんが神秘的な不思議な体験です。


 この静養、休養体験を「毒出し断食ヨガ」と名付けました。

 日本に戻り会う人会う人に「晴れ晴れとさわやかにすっきりしたね」と言われます。

 光先生には自然的な力で人をひきつけるものがあります。ピュアで器の大きさと広さに驚きと感銘を受けました。もしかしたら、誰にも言わない先生にだけしか知らない世界を持っているのでは・・・。


 このツアーに参加された一人一人との出会いは生涯忘れることはないでしょう。居るだけで心の安らぎを覚えました。ガンガーの流れと時を重ね共に語らいくつろぎは贅沢な至福の時間でした。

 リシケシは第2の故郷になりました。もう一度行ってみたいと思うのは私だけでしょうか。


インドの地 光ファミリー心地よく

ぬくもる路をまた見なむかも